スウェーデン

スウェーデン

ノルディック王国スウェーデンは、マツとカバの木が生い茂る深い森から、凍える氷河、手付かずの極地平原まで、驚くほどコントラストのある大地が広がる。スウェーデンのイメージは自然と切っても切れない関係にある一方で、とてもモダンで、アヴァンギャルド、ヨーロッパの中でもとりわけ開放的な土地柄でもある。スカンジナビア諸国最大のスウェーデンは簡単に鉄道で旅ができ、快適にアドベンチャーを体験できるだろう。

1日目
マルメ→ヨーテボリ

スウェーデン第3の都市マルメはコペンハーゲンから列車でたったの30分と至近。ヨーロッパ随一の高さを誇る高層マンション、ターニングトルソを見上げつつ、この日の観光マルメから列車に2時間30分も揺られると、ヨーテボリに到着だ。町を散策すると、なぜヨーテボリが西海岸の真珠と呼ばれているか領けるは龍ヨーテボリにはスカンジナビア諸国のなかでも最大規模の港があり、都会的な雰囲気が漂う。トレンディーなバーやカフェ、クラブがそこかしこで営業している。ショッピングならハガ地区へ。アンティークやビンテージストアなどが並ぶ。

ヨーテボリでは数ある美味な魚料理の中でも、サーモンを使ったグラバラックス料理をぜひとも賞味したい。もちろん、スウェーデンのさまざまな郷土料理を食べさせるシーフードレストランもたくさんあって迷ってしまうほど。

旅のヒント:トラムに乗ってリーセベリ遊園地

2日目・3日目
ヨーテボリ→ストックホルム

2日目は早朝、ヨーテボリから列車で約3時間、首都ストックホルムへ。人々を魅了してやまないこの町は14の島からなる。まずは旧市街ガムラスタンヘ。王宮での衛兵交代を見学したら、ソ・一デルマルム島のニートリェット広場周辺にある、ストックホルムのデザイナーらのファッションブティックでショッピングもこのあとフィーカ(コーヒーブレイク)でほっと一息。シナモンバンとコーヒーをいただいたら、ストランドヴェーゲンのウォーターフロントエリアか、文館の屋上でのんびりしよう。

旅のヒント:ヴァーサ号博物館には、復元された17世紀の豪華な戦艦が展示されている。

4日目・5日目
ストックホルム→ キルナ→ ナルヴィック

3日目は北極圏の町キルナヘ行こう。ストックホルムを21時20分発の夜行列車に乗ると、キルナには翌日13時55分に至'」着。ヨーロッパ最後の手付かずの自然保護区が旅人を迎えてくれる。完全なる静けさが支配するラップ°ランドを歩こう。雪を頂く山々や絶え間なく流れゆく河川、透き通るような湖水が昔から変わらぬ姿でそこにある。秋から初春にかけて夜空を見上げれば、天空を彩るオーロラに出会うチンスも。

夕食には、先住民サーメ人の料理を食べたい。トナカイの肉やサーモン、リゴンベリーなど大自然の幸をふんだんに使った料理の数々を楽しもう。

北極圏を走る列車に乗って、キルナからノルウェーのナルヴイックヘと出かけよう。約2時間45分でこの2都市は結ばれる。途中下車して、アビスコやビョルクリーデン、リクスグレンセンなどに立ち寄ってもいいだろう。

旅のヒント:キルナの近くユッカスヤルビにある、世界的に知られたアイスホテルに泊まってみよう。また、北極圏を走る列車に乗車したら、その乗車証明書をもらうことも忘れずに!