ブルゴーニュ(フランス)

ブルゴーニュ

地図を広げてみると、ブルゴーニュ地方はパリとリヨンの間に位置しているのがわかる。主要都市からのアクセスも抜群|こ良い。ワインの産地として美食の地域として名高く、数千年の歴史を物語る名勝や史跡、緑豊かな自然に親しめる場所も多い。昔ながらの風景が残された田園地帯と見事に融合した町を旅するのなら、ブルゴーニュはまさに最適なデステイネーシヨンといえる。ブルゴーニュ地方の玄関口はデイジヨン。パリから高速列車TGVに乗って1時間40分でアクセスできる。スイス・バーゼルからは約1時間25分!

1日目
ディジョン

デイジョンは歩いて観光するのに最適な町だ。初日は旧市街を心ゆくまで楽しもう。

町の散策に強い味方になるのが「フクロウの道」。

愛らしいフクロウの絵が描かれたプレートが埋め込まれた道をダルシ広場から辿ると、ディジョンの見どころである教会やブルゴーニュ大公宮殿、17世紀の数々の家並みや博物館などを巡ることができる。

旅のヒント

デイジョンからブドウ畑に囲まれた「シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ(ChateauduClosdeVougeot)」まで足を延ばそう。ここではフランスでも有数の最高の食事が楽しめる。

2日目
ディジョン → ボーヌ

2日目は列車TERに乗って約20分のボーヌヘと出かけよう。ボーヌは美食と文化を愛する人にとって、絶対に外せない町のひとつ。

城壁に囲まれた町の中心にあるボーヌ施療院(オテル・デュー)が最大の見どころ。フランドル建築の傑作とされ、ニスを塗った色鮮やかな瓦屋根が印象的だ。

フルコーニュ地方といえばこのボーヌ施療院を思い浮かべる人も多くいるほど有名な建物だ。ワインの産地ブルゴーニュのセラーでワインを賞味するのも忘れずに。

3日目
ボーヌ → シャロン=シュル=ソーヌ

3日目は再びTERに乗って20分ほどのソーヌ川の港町シャロン=シュル=ソーヌヘと出かけよう。

サン・ヴァンサン大聖堂の周辺が旧市街。木骨組みの建物が並ぶ町を散策しよう。大聖堂前の広場では金曜と日曜に朝市が立ち、大いに賑わう。

ドノン考古学博物館や、ガンベッタ河岸にあるニエブス写真博物館を訪れたら、ソーヌ川のショートクルーズで一日を締めくくろう。

4日目
シャロン=シュル=ソーヌ → クリュニー → マコン

最終日は、フランス国鉄(SNCF)に乗ってシャロン・シュル・ソーヌからクリュニーヘ移動。この間、所要約1時間20分。最大規模を誇るクリュニー修道院を訪ねよう。

9世紀に渡る修道院としての役目を終え、最高の歴史的遺産として保存されている。美術館を併設し、チーズの塔からは修道院を一望にできる。

クリュニーの散策を終えたら、SNCFの列車に乗ってマコンヘ(所要約27分)。ソーヌ河岸のカフェ・テラスでしばし休憩してからウルスラヘ行こう。