ローヌ・アルプ

ローヌ・アルプ

ローヌ・アルプ地方は北のブルゴーニュ、南のプロヴァンスと接し、東西はローヌ渓谷からフレンチアルプスにまで広がり、スイスとイタリアに国境を接している。

ローヌ・アルプは、美食、ボジョレーやコート・デュ・ローヌといった世界的に知られたブドウ産地、ラベンダー畑、フランスで最大規模の3つの湖(レマン、アヌシー、ブルジェ)のある地方として知られている。さらに、世界的に知られた名峰モンブランを有し、世界有数のスキー場密集地域でもある。

ローヌ・アルプ地方の玄関口は世界遺産にも登録されるリヨン。パリ~マルセイユを結ぶ高速列車TGVで簡単にアクセスできる。

1日目・2日目
リヨン

旧市街からリヨンの散策を始めよう。歴史が刻まれた細く入り組んだ石畳の路地をのんびりと歩き、サン・ジャン大司教教会を見学。ランチはレストランかフション(大衆料理を出す庶民的な店)画リヨンはフランスでも美食の町として知られており、30軒以上の有名なレストランと星を獲得した多くのシェフがこの町で腕を振るっている。ランチを終えたら、フルヴィエールの丘に建つ巨大なフルヴイエール教会とローマ遺跡を訪ねよう。丘からはリヨンの町が一望に。

2日目は、壁に描かれた編し絵を見ながら、ローヌ河岸をのんびり散歩。リヨンの絹織物発祥の地クロワルース地区を歩き、気に入った工房に入って職工の鮮やかな作業を見てみよう。歴史を感じさせるプレスクイル地区のベルクール広場でショッピングb夕食はブラッスリーでリヨンの郷土料理シャルキュトリ一(豚肉の加工品)や川カマスのクネル(すりつぶしてスフレ状に焼いたものなど)を。コート・テュ・ローヌのワインを注文するのも忘れずに。

3日目
リヨン→アヌシー

「アルプスのヴェネツィア」の異名を持つアヌシーヘ出かけよう。リヨンからは列車TERでアヌシーまでは約2時間でアクセスできる。青々とした周囲の山々、透明度の高い湖水、新鮮な空気、紺碧の空。ここの生活はまさに安らぎと自然の美しさを愛でるためにあるといっても過言ではない。色とりどりの壁面が美しいアーケードや運河など、中世の雰囲気を残す愛らしいこの町でゆったりと過ぎる時間に身をまかせよう。

透明度の高い湖でカヌーをしたり、湖畔に沿って設けられた自転車道をサイクリングしたり、気持ちの良い風に吹かれ、陽光を浴びて旧を過ごそう。

旅のヒント:朝市は絶対に訪れたい必須ポイント。湖でのディナークルーズも外せない。

4日目
アヌシー→ シャモニー

4日目は名峰モンブ、ランに抱かれ、フランス国内で最も標高の高い町シャモニーヘ。アヌシーからはTERに乗って約2時間で到着する。シャモニーは、世界のアルピニストを魅了する町であり、街角ではさまざまな国の言葉が聞かれるほど世界各国から観光客が訪れる。

ケーブルカーで展望台工ギュイユ・テュ・ミディへ。アルプスとヨーロッパ最高峰を望む絶景を楽しもう。町に戻り、今度はモンタンヴェールの登山列車に乗ってモンフランの斜面に広がるメール・ド・グラス氷河を見に行こう。

町の中心でショッピングを楽しんでいるときでも、ふと見上げると、そこには標高4810mの岩と雪と氷に覆われた名峰が目に入る、そんな夢のようなロケーション。旅の終わりは典型的なアルペンディナーで締めくくろう。

旅のヒント:|~ブラッスリー,ド・レム(Brasseriede1,M)」でチーズフォンデューを。寄り道して地ビール醸造所を訪れ、モンフランの雪解け水で醸造したビールを味わおう。