カルカッソンヌ(フランス)

カルカッソンヌ

2000年の歴史を持つ城塞都市カルカッソンヌ。トウールーズ、モンペリエ、ベルピニヤンの3都市を結ぶ線上に位置し、城壁に囲まれた旧市街シテとミディ運河の2つの世界遺産を持つ。

町の魅力は、ほぼ完雲な形で残されたその城塞にある。真っ青な空に浮かぶ城壁のシルエットはまるで中世から抜け出したよう。世界的にも大変有名な村だ。オード低地の平原に美しく咲いた一輪の花のようなカルカッソンヌの村は、モンベリエから列車で簡単にアクセスできる。

バステイード・サン・ルイ(城外の下町)の中心にあるマルシェ広場で、フランスらしくカフェオレとクロワッサンの朝食をすませたら、町を横切ってシテ(旧市街)へ。ナルボンヌ門から城壁に囲まれた旧市街に入ろう。そこには中世さながらの通りが延び、往時の面影がよみがえる。城壁に沿って歩いてコンタル城やサン・ナゼール寺院も訪れたい。

散策でお腹が空いたら、有名な郷土料理カスレをどうぞ。食後にはサン・ジャン・ド・ミネルウオワ・ミュスカをベースにしたデザートを注文するのも忘れずに。

旅のヒント

ミネルヴォワ、カバルデス、マルペールなどのさまざまなテロワールのブドウ畑を散策したり、1日の終わりは気楽にミディ運河のボートに揺られながら旧市街を眺めてみてはいかがだろう。