ブルターニュ(フランス)

ブルターニュ

特異な歴史と文化を誇りとするブルターニュ人は情熱的。この土地を訪れる人たちを気持ちよく迎え入れてくれる。地元の人々はユニークな人柄を“ブレッツである”ためという。ブレッツ(Breizh)とは地元の言葉でブルターニュという意味だそう。

ブルターニュ地方の玄関都市はレンヌとナント。パリから高速列車TGVでいずれも約2時間でアクセスできる。

1日目
サン・マロ

フルターニ1地方の旅は、サン・マロから始めよう。パリからTGVで2時間59分、その潮風に当たると、気分はリフレッシュ。城壁に囲まれた石畳の旧市街を歩き、豪華な家並みと印象的な要塞を見れば、船乗りたちの歴史を体感できるはず。

城壁の上を歩けば、エメラルドに輝く海が一望に。満潮時にサン・マロにいると、すっかり海に囲まれてしまい、その光景はまさにヨーロッパ随一の壮観さを誇る。これこそがブルターニュ地方最高の瞬間!

旅のヒント

グランシェフのオリヴィエ・ローランジェのスパイスショップに立ち寄ってから、メートル・ボルデイエのチーズシヨップで有名な海藻バターを試食してみよう。

2日目・3日目
サン・マロ → レンヌ → ヴァンヌ

2日目は列車に乗って約52分、ブルターニュ地方の中心都市レンヌヘ行こう。木骨造レノの家屋が入り組んだ街角に迷い込んではいかがだろう。オぺラ広場に面したオープン・カフェの一軒に腰を落ち着けて、道行<人々をぼんやりと眺め、のんびりするのもいいだろう。土曜にはフランスでも最大規模のマルシェがここ旧市街で開かれるので、チャンスがあればせひ。ブルターニュの歴史においてかつて重要な役割を果たした1日ブルターニュ高等法院ではガイド付き見 学ツアーに入って、高度な装飾技術やその歴史遺産を知ろう。旧市街からそれほど遠くない文化複合施設し,シャン・リーフルは、現代的でユニークな建築物のひとつ。終日、レンヌの町を散策したら、静かな憩いのタボール庭園でリラックスタイム。

3日目の朝、レンヌから列車で約56分のモルビアン湾に位置する要塞都市ヴァンヌヘ。フルトン語でモルビアンとは「小さな海」の意味。いくつもの小島が浮かぶこのモルビアン湾は側、さな楽園」といったほうがぴったりとくる。ヨットでモルビアン湾をクルーズ・新石器時代の石塚が残るガブリニ島へ、あるいはモワンヌ島を訪れて花に彩られた小さな漁港をのんびり散策するのもいいかも。ヴァンヌの港ではア,レーズ・ブレッツカフェ(AI'AiseBreizhCafe)へ。伝
統的なブルトン料理をモダンにアレンジした1品を。新鮮なシーフードやクレープがおすすめ。

旅のヒント

巨石(先史時代の直立巨石)の世界最大規模のコレクションがカルナックにある。カルナックヘは、オレーからフランス国鉄(SNCF)のバスに乗って約1時間。

4日目
ヴァンヌ → カンベール

早朝、TGVで約1時間のカンペールヘと出かけよう。ここはケルト文化の影響を色濃く残し、古くからのこの地方の文化が今も息づく町。

優れたゴシック建築のサン・コランタン大聖堂を訪れたら、対岸にあるカンペール焼きのHBアンリオエ房へ。

手作業で絵付けされたカラフルなカップやボールなどの陶磁器をお土産にどうぞ。